QWorksをWindows11に新規インストールした際にトラブルがあったので、対応方法を記します。
GXWorks3では、インストールでエラーが表示される
GXWorks2では、メモリ または デスクトップヒープ領域が不足して・・で再起動が要求される
GxWorks3のインストールエラーについて
ファイルの次のエラーが発生しました。
C:\WINDOWS\SysWOW64\vbaJet32.dll
アクセスが拒否されました(0×5)
Windowsのバージョンアップとセキュリティに関係で上記のファイルにアクセスできないことが原因らしい
対策
インストールファイルにあるSetup.exeファイルを右クリックします。
SETUPファイルの互換性で互換モード、プログラムを実行する(Windows7または8)

三菱のひと昔前のツールをWindows11にインストールする際にもこれを実行すると問題なくインストールできます。
また、メーカーサイトでは、Windows11対応はVer***以降しか対応してないとありますので、上記でうまくいかない場合は、最新のアップデートで同様にインストールします。
GXWorks2では、メモリ または デスクトップヒープ領域が不足して・・エラーの場合
メモリも十分にあるのにこのエラーが出る場合はデスクトップヒープ領域が不足しています。実際には、GxWorks2やGxDeveloper起動時この部分を参照して起動できないのかと思っています。
再インストールで修復できることもありますが、レジストリを変更したほうが確実です。
ただし、レジストリを変に変更すると痛い目を見ますので自己責任でやることです。
対策
CMD(または検索)でregeditと入力してレジストリエディタを起動します。
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems
のWindowsの値を変更します。
%SystemRoot%\system32\csrss.exe ObjectDirectory=\Windows SharedSection=2048,20480,768 Windows=On SubSystemType=Windows ServerDll=basesrv,1 ServerDll=winsrv:UserServerDllInitialization,3 ServerDll=sxssrv,4 ProfileControl=Off MaxRequestThreads=16
上記の2048を256ずつ増やします。
まとめ
Windowsは新しくなる、PCスペックがあがる・・しかし、古い産業機械のメンテナンスでは、32ビット版で開発されたツールソフトを使います。
いつまで対応できるか不安ですが、互換性の変更等でかなり対応できる場合もあります。
もうひとつは、VMでWindows7環境で動作させるのも一案です。ただし、ソフトは起動してもVM上のソフトがUSB経由で機器に通信できるか不安がのこりますね
